GTR-KTP結晶

説明

1. グレートラッキング試験前のバルク吸収測定：

CASTECH の GTR-KTP の 1064 nm での吸収は、従来の KTP のわずか 1/10 であるようです。

2. グレートラッキングテスト:

緑色レーザービーム（400 mW、ビーム径0.07 mm、電力密度10 KW/cm²）が結晶を通過すると、結晶のIR吸収が増加します。この現象は「グレートラッキング効果」と相関しています。次のグラフは、CASTECHのGTR-KTPと従来のKTPの1064 nmでの吸収レベルの経時変化を示しています。

3. グレートラッキング試験後の1064 nmでのバルク吸収測定

4. グレートラッキング試験後の532 nmでのバルク吸収測定

5. 損傷閾値テスト:

GTR-KTPのグループと従来のKTP結晶 (研磨のみ) を10 ns、1 Hzのレーザー条件でテストした結果、CASTECHのGTR-KTPのレーザー損傷しきい値は 1064 nm で約 1.8 GW/cm²であり、従来の KTP (同じ条件で450 MW/cm²) よりもはるかに高いことがわかりました。

6. 可視光および紫外線領域における透過曲線:

CASTECH の GTR-KTPは、350 ～ 550 nmの範囲で従来のKTPよりも吸収が低いようです。CASTECHのGTR-KTPは、通常のフラックス成長KTP結晶よりもグレートラッキング耐性が高くなると予想されます。

GTR-KTPのパラメータ

ARコーティング

CASTECH は以下の AR コーティングを提供しています。

• 1064 nmのSHG用GTR-KTPのデュアルバンドARコーティング（DBAR）
• 低反射率（R<0.2% @1064 nm、R<0.5% @532 nm）
• 高い損傷閾値（>1 GW/cm 2 @1064 nm、>300 MW/cm 2 @532 nm、10 ns、10 Hz）、長い耐久性。
• 高反射コーティング: HR1064 nm & HT 532 nm、R>99.8% @1064 nm、T>95% @532 nm。
• OPO アプリケーション向けの GTR-KTP の広帯域 AR コーティング (BBAR)。
• ご要望に応じて他のコーティングもご利用いただけます。

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